結の郷 大山館

蒲生町白男にある大山地区を訪れたことがありますか。

現在、休館中の「姶良市温泉センターくすの湯」から10分ほど、奥にすすんでいったところが大山地区です。

平成30年3月末現在で、約60戸数、100人ほどの方が暮らしています。

自治会は真黒(まくろ)・薄原(すすはら)下・薄原中・薄原上の4つです。

下は未就学児や小学生が数人から、上は95才くらいまで。

小学生は、大山地区乗合タクシーで蒲生小まで通っています。

地区内の学校は、大山小学校がありましたが、2007年(平成19年)3月限りで休校となり、2015年(平成27年)12月に廃校になりました。

(大山小学校の前身は、1901年(明治34年)私立薄原(すすはら)小学校。その後、1902年(明治35年)に村立大山尋常小学校となった)

高齢化が進む中、地域の交流拠点である公民館はメインの道路から急な上り坂を登らないといけない場所にあり、避難所である旧大山小学校の講堂は更に坂の上にあるため、新しい施設が必要との声が地元からあがっていました。

(こんな坂道を登っていきます)

この要望を受けて、今回、大山地区交流拠点施設「結の郷 大山館」を建築することになりました。

土地は、大山地区出身で、現在大山を離れている方が提供してくださったそうです。

晴れ渡る青空のなか、行われた落成式(平成30年3月29日)は、姶良市長や市議会議員、大山地区のみなさんが集まって盛大に行われました。

落成式の様子より、大山地区公民館長の話。

 

大山地区交流拠点施設「結の郷 大山館」は、広間、収納、多機能型トイレ、お風呂、流し台を完備し、地域サロンや出張デイサービス等の福祉的活用もできます。
災害時の避難所として宿泊も想定した施設です。

大山地区は、各家庭それぞれ井戸をほって水を使用しているそうです。

大山館の建設場所にも井戸があったのですが、現在の衛生基準では使用できないことがわかり、ボーリングをしようかという話にもなったそうですが、大きなお金がかかるため断念。

そこで、大山館の裏山にある旧大山小学校の場所に工場のある加治木産業さんがご協力をしてくださり、加治木産業さんで使用している水を大山館にも供給してもらうことになったそうです。

12点の候補から選ばれた施設の名前「結の郷(さと)大山館」

大山地区を流れる前郷川(まえのごうかわ)から「郷」に文字は取ったそうです。

名前の通り、大山地区のみなさんを結び、また、地区外の人とも交流関係が結ばれる施設になっていくといいですね。

今までの坂の上の公民館では、高齢者サロンがひらかれても、登るのがとっても大変でなかなか行けなかったみなさんがこれからは楽しく参加しやすくなるといいですね。

(サロンは月1回、第2月曜日または第3回月曜日の午前中に行われています。)

また、大山出身者の方が、墓参りや里帰りをしたいと思ったときに、既に実家がなく泊まる場所がなく断念した方もいらっしゃったそうです。

そんな方々も、気軽に大山に帰ってきて、泊まれる場所にもなればいいなということでした。

 

 

 

大山地区交流拠点施設「結の郷 大山館」

姶良市蒲生町白男5548番地1

 

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