魔法にかけられて ~マジシャン・ハル~
- ゲストイン
- 投稿者:airafm | 2018-08-13
最近の投稿
カテゴリー
2018.8.13 18時台ゲストイン🎤
マジシャン・ハルこと松下春義さんは、姶良市在住の手品師。
市内の様々なイベントに出演されています。
今回はあいらびゅーFMに初出演!
―魅力たっぷりの話し方―
椋鳩十文学記念館の「マヤフェスタ」にも5年連続出演中。
マヤフェスタでの演技が素晴らしかったのはもちろん、
関係者の皆さんが口をそろえて「松下さんは面白い人だよ」と…
それなら、「ぜひ、お話を聞きたい!」ということで、ゲストに来ていただきました。
第一声は「ご招待ありがとうございます」(ご招待なんて、恐縮です…)
ご年齢は?「80直前です」(79歳ですね…)
手品との出会いは?「天文館のデパートのおもちゃ売り場です」(恐らく山○屋でしょうか…)
質問への回答が一味違う…
―手品師が根負けして弟子にしてくれた―
大学1年生の夏休み、通りかかったおもちゃ売り場で、プロのマジシャンが赤いハンカチを緑に変えるのを間近で見てびっくり仰天!
それから「何とかタネを見破ろう」と、毎日2週間おもちゃ売り場に通ったそう。
ついに手品師さんが「君の熱意には参ったね…」と弟子にしてくれた。すごい!
小さい子どもたちを押しのけて、大学生の青年が最前列で手品をじーっと見つめている。
そんな場面が浮かんできて思わず微笑んでしまいました。
―本職は、英語の先生-
60年間、一日も欠かすことなく手品の練習に励む松下さん。
プロフェッショナルの手品師なのかと思ったら、さにあらず…
本職はなんと、英語の先生!
「高校の英語教師を36年務めた後、塾を始めて18年になります。」
英数国を教えているけれど、特に力を入れているのは「英語」
英語の教材は、完全に自作とのこと。
学校の英語教育は読み書きが中心。
ところが、松下さんの教育方針は、”Speaking and listening”「話すことと聴くこと」。
「聴いて相手の気持ちを理解する。話して自分の心を伝える。それがあらゆる言語の根本の働きです。それが私の信念です。」と、キッパリ。
さらに、語学を身に付けるにはリズムが大切!
だから英語の授業の最後には、カードのシャッフルでリズム感を身に付ける。
なんと松下さんの塾では、シャッフルは必修なんですって!
信念とマジックで英語を教える。
こんな先生から英語を習ったらきっと楽しいでしょうね…
―NHKのロシア語講座に出演―
英語以外に「完全に独学でロシア語を勉強しました。」と、松下さん。
NHKラジオのロシア語講座に質問の投書を何通も送っていたら、教育テレビのロシア語講座に出演することに!
そこでも、手品を使ってロシア語の学び方を披露されたそう…
手品と語学への情熱、その熱量がものすごい!
―人生の伴侶は3つ―
最後に、人生で一番大切なことは?
「あと何年生きるかわかりませんが、私の人生の伴侶は、妻、マジック、語学の3つです。
それは、これまでも、これからも変わることはありません。」
静かに、しかし力強く、松下さんは締めくくりました。
60年間マジックに魅せられ続けている79歳の松下さん。
松下さんのお話を聞かせていただいた50歳のパーソナリティ。
「29年後、松下さんのような79歳になっていたい…」
しみじみと、そう思うのでした。
松下さんの魔法にかけられて…
素敵な時間をありがとうございました。