加治木八景・明石の浦の夕なぎ
- 歴史
- 投稿者:maeda | 2017-09-06
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”明石の浦”とは一体どこなのか?そこから見える景色とは?今、その謎が白日の下に…!
と、意気込んではみたもののこれに関する情報が全くない。そもそも加治木に「浦」と呼べる場所なんてそうそうないはず…よし、困った時はあの本だ!ということで、加治木郷土誌を紐解くとそこには…
”昭和63年、「明石の浦の夕なぎ」の石碑が行方不明になっていた。そのとき園田氏の長男、原田滋生さんがこれを知り、「父の遺志を継ぎたい」と、新しく八景の完成を申し出され、加治木町では協議の結果、明石の浦は町外のため、最近公園として整備された高岡公園を八景の一つにすることになった。”
と紹介されておりました。なんと行方不明になってしまっていたのですね。ちなみに場所は黒川の東側ということだそうです。
歴史あるところに人間ドラマあり。横浜で実業家として活躍しながらも、故郷のために私費を投じて石碑を建立した父、その遺志を継いで所在不明となってしまった石碑の代わりを作ることを申し出た子。こうして高岡公園を含んだ現在の「加治木八景」が完成した、ということなんですねー。もしかすると現在でも黒川のどこかに「明石の浦の夕なぎ」の石碑が眠っているのかも知れませんね!さすがに探そうにも手がかりが少なすぎて現実的ではないですが、現存するかも?と考えるとちょっとワクワクしてきますねー。
しかし、「最近公園として整備された高岡公園」と書かれてるあたり、高岡公園って思ったより新
そこは石碑を建てる前に気付こうよ。